■目標と結果
目標:合格
結果:不合格 → 未達
午前(四肢選択):700点→合格 (合格基準:600点以上)
午後I(記述):650点→合格 (合格基準:600点以上)
午後II(論述=小論文):C→不合格 (ランクA〜D,合格基準:A)
※試験は毎年10月で年に一度のみ.2009年の情報処理技術者試験の制度変更に伴い「ITストラテジスト」と改変されることが決まっている.
■目標の設定理由と2008年以前の取り組み
上級シスアド受験は,2003年の初級システムアドミニストレータ(初級シスアド),2004, 2005年の情報セキュリティアドミニストレータ(セキュアド)と続いた,情報処理技術者試験の締めというか最高峰へのチャレンジ.
2006年,2007年に受験し不合格となっているので,3度目の挑戦!
システムアドミニストレータとは,○○と情報システム部門の間に立って,企業のIT化を進める人材のこと.初級では○○=ユーザー部門であり,上級では,○○=自社の経営層とか外部IT企業だったりする.上級シスアドの仕事は,企業の情報戦略や経営戦略への造詣が必要不可欠なので,MOTを学んだものとしては食指が動くし,現職の新規事業開発とも縁が深い.
■2008年の取り組み
「市販問題集による過去問や予想問題をひたすら解く」という,従来からの取り組みに加えて,今回は「模擬試験を受験」した.
市販問題集による自習の,四肢選択式と記述式に関してはこれまでどおりやった.
四肢選択式では,以前購入した問題集「上級シスアド 合格精選」を復習した.過去問と会わせて2ヶ月間で500問超の過去問を解いた.
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上級シスアド午前合格精選400題試験問題集 |
記述式については,問題集「上級シスアド 合格への道」を調達し過去問や予想問題を解いた.30題程度の問題や正解,キーワードをマインドマップ化しひたすら覚えた.期間は前回受験の教訓を生かして2ヶ月程度.
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上級シスアド合格への道〈2008年版〉 |
論述についても上の問題集に基づいてやってみた.準備原稿を2本書いてみた.期間としては1ヶ月程度.
模擬試験はアイテックという情報処理技術資格を得意とする業者が実施している試験を,本番の1ヶ月前に受験した.主な狙いは前回不合格だった「記述式」に関して実力を試し本番までの調整の指針とするためだった.オマケとして論述式についても何か指針が得られれば,と考えた.
■今後の取り組みの指針
今回および以前の結果から判断すると,四肢選択と記述式については今回の取り組み方でいいはず.両方を並行的にやっても2ヶ月あれば十分だ.これらに関して,本番1ヶ月前の模擬試験の結果が「合格まであと一歩」だったことからも裏付けられるだろう.
今回の取り組みの収穫として特筆すべきは,記述式では「正解の導き方」を会得したことである.
問題文をざっと読んだときに「この辺があやしい.問われそう」という目星がつき,設問を読んで「問題文のこの辺にヒントがある」というのが6割程は分かるようになった.それが分からない設問に対しては,すでにヒントとなっている箇所以外にヒントがあることも分かったので,そのような箇所を集中的に読むとすんなりヒントがみつかるのである.(ちなみにこれはTOEICの長文読解の解法とかなり似ている) このように言葉にすると何でもないのだが,限られた試験時間内でこれがすんなりできるようになった.
論述式は独学ではついに克服できなかった.合格水準の手前である「B」にも届かなかったのだから.次回は通信添削などの指導を受けることを考えた方がよいだろう.
3回受験して合格できなかったこと,試験制度が変わることと合わせてしばらくはこの資格からは遠ざかろうと思う.そして,別の資格に挑戦することとしよう.