前回の記事「【学】中小企業診断士 中間チェック 」にて,5月下旬時点でそれまでの勉強の成果を計るためにH19年の過去問を解いた結果を記事にした.
結果は明暗が分かれ,暗の中で「中小企業経営・中小企業政策」が特にひどかった.
この科目については自分が持っている基礎知識が少なく,しかも年刊の「中小企業白書」の最新版から多く出題されるとあって,過去問を解くことだけでは不十分だという認識を元々持っていた.
覚悟はしていたものの,この結果で不安がさらに大きくなった.
そこで,このテキストを調達し,
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何度か目を通した上で,TBC受験研究会の講座「新年度白書徹底攻略」というのを受講した.
従来,今の時期には「中小企業白書」は出版済みであり,今回の講座もそれを入手した上で参加べきところであるが,講座が行われた6/20(土)時点では出版されいなかった(ウェブサイトには掲載済み).白書なしでの講座開催は前代未聞,と講師の山口氏は連発していた.未出版なのは漢検スキャンダルの余波だそう.
受講料は8000円.2時間45分程度の講義(質疑は一切なし)と,図表が一切ない44ページのレジュメに対して,この金額は率直に言って安くはないと感じた.
内容の概要は「中小企業白書ダイジェスト」である.「中小企業白書徹底攻略」という講座名だが,こちらの方が講座の実態をより正確に表すことになるだろう.
レジュメに沿って説明をしていたのだが,レジュメのどの箇所の説明をしているかが分かりにくかった.レジュメの文には「(1)」や「a」などの行頭番号が入っているのだが,それを言わずに説明し始めることがたびたびあった.
押さえておくべき,ポイントになりそうなキーワードや指標をいくつもあげていたのは助かった.例えば,付加価値を如何に上げるか,倒産件数は概略いくつくらいか,そのうちで最も件数が多い業種,1件当たりの負債金額が多い業種は何か,である.
今後は,2時間45分の講義で暗黙知的にしみこんだ中小企業白書の知識を深化・定着・表出させることが必要だ.そのために,これからの1ヶ月間は中小企業白書に首ったけになりそうである.
さて,次回の予告.これから模擬試験を受ける予定なので,その結果について記事にする予定である.
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